「雑誌ってどうやってつくるんですか?」

 

「雑誌ってどうやってつくるのかピンとこないんですよね」

 これは、どこの企業のクライアントもおっしゃる言葉。
 昨日の市政関連の冊子の打ち合わせの際にも「どこからやって貰えますか?」と聞かれたし、本日打ち合わせさせて頂いた某大学の広報の方も「具体的にどのような事をされているのか教えて欲しい」とおっしゃっていた。


 「雑誌制作のどんな部分をやられているのですか?」
 これもよく聞く、確かに分らないと思いますよね。
 おじいちゃんおばあちゃんの年の親戚だと「文字を書いているらしい」とか「文字を並べているらしい」などと活字時代の話なんかが出て来たりしますから、ちゃんと説明しないと勝手な妄想に発展していたりします。

 結論からいうとケースバイケース、千差万別ですよね。

 雑誌によってディレクションから入ってスタッフの人選からスタートする場合もあるし、編集部スタンスでデザインだけで参加する場合も。
 企業の場合だと「ドンドン制作に参加したい」というのと「制作は全て任せる」など色々ありますから、その企業の担当部署の方々のスタンスを伺って、そこ独自のシステムを構築して制作に入ります。だから何処の仕事もオリジナルなやり方かもなぁと。

 私の場合、グラフィックの制作物(ポスターなどのビジュアルメインのものですね)も受けているので、エディトリアルとグラフィックでは、そもそもの基本的なやり方も変わるし、スケジューリングの取り方も全く変わりますよね。


 「作っている側が楽しんで作らないと、読んでいる方は面白くないですよ」
 私はどこの打ち合わせでも言うんですが、これは本当ですよ。
 創刊から3年程続いている企業誌の担当の方々は、回を重ねる度にどんどん楽しそうになってこられてこちらも嬉しくなるんですよ。


 みなさん、おそらく聞きにくいんだと思うんですよね。
 「どうやって発注すればいいんだろう?」とか「こんな事聞いたらおかしいかな」とか。
 いえ、全くおかしな事では無いです、みなさん思ってらっしゃる事なのでお気軽にご質問を。